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私たちのやり方は、その根底に

次世代の認知行動療法の一種で関係フレーム理論に基づいたやり方や、

ミルトン・エリクソンを源流とするブリーフセラピーをもとにしています。

私たちはほとんど誰でも不安から逃れようと思い、そういった行動をとります。

ここで強調しておきたいことは、

何かしらの変化は、必ず不安を生む

ということです。

この不安を受け入れる心のスペースがなければ、

何かを変えることはとても難しいことになります。

ですから、

人生を活き活きと生きるために変化を引き起こすとき、

この変化に伴う不安を受け入れるスペースがありますか?

という問いが重要な意味を持ちます。

もし、そのようなスペースがなければ、

不安を回避するために変化すら避けて、今のままの自分、

つまりは、

思考や感情をコントロールしようとしたり、戦ったり、逃げ出したりしている自分のままでいることを選択してしまうのです。

私の過去日記を見ても分かるように、

思考や感情はコントロールできず、できたとしても、つかの間の安らぎを得る程度であり、

長期的には、実は苦しみを維持している行動の一部になっているのです。

このことは、みなさん自身のこれまでの体験でも明らかでしょう。

思考や感情はコントロールできないというのは、現実です。

現実に抗うと、

つかの間の安らぎを得るために同じことを繰り返すか、

苦しみが続くか、

ということになります。

現実を思考や感情で否定しても、現実は何も変わらないのですから。

また、不安を生み出している思考や感情は、行動の原因とはならないということもとても重要なものです。

思考や感情は行動に影響を与えることはあっても、行動をコントロールすることはないのです。

その証拠に、

もし、思考や感情が行動をコントロールしたとしたら、あなたはどうなっていると思いますか?

殴りたい、殺したいと思ったらそうしなければいけないし、

仕事や学校を休みたい、いくのが嫌だと思ったら、そう思ったり感じたとたん、休まなければいけなくなります。

たぶん、思考や感情が行動をコントロールしていたとするならば、みなさんは今頃、

病院か刑務所か墓の下にいることでしょう。

怒り、恐怖、悲しみなどの強い感情があっても、手足は動かせるし、歩くこともできます。

どんな怒りがあっても、その怒りを叫ぶこともできるし、つぶやくこともできます。

果てしない不安があっても、部屋を出入りすることもできるし、歩くこともできます。

このように、思考や感情はコントロールできませんが、行動はコントロール可能なのです。

変化は不安を伴います。

しかし、その変化がより良く生きるために、今まで自分が繰り返し行ってきたやり方を捨てるためのものであれば、

よりいっそうの不安が出てくることは間違いないです。

あなたは変化に伴う不安を受け入れるスペースを持つことができますか?

そして、コントロールできないものは受け入れ、

コントロールできるものはコントロールし、

コントロールできるものとできないものを区別する知恵が必要となります。

私たちは、より活き活きと生きるためにはどうしたらいいのか、そのために最新の心理学にベースを置く研究会を開いています。

もし、興味を持たれたらぜひ参加してみてください。

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