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compass on the beach

Values-direction

私たちのやり方は、その根底に

次世代の認知行動療法の一種で関係フレーム理論に基づいたやり方や、

ミルトン・エリクソンを源流とするブリーフセラピーをもとにしています。

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私たちは、一人一人が、すでに豊かで有意義な人生を送るために必要なものをすべて持っていると仮定しています。

しかし、ほとんどの人では、「ライフ・ヴァリュー」に沿う方向を見定めて進んでいく能力が、思考をそのまま事実と信じ、思考と感情に行動が支配され、これらと戦ったり、コントロールしようとしたり、回避したりすること損なわれているのです。

ライフ・ヴァリューとは、

  • その人の人生を貫く「価値」で、人生の方向を示すもの
  • 人によって違う
  • とても抽象的
  • しかし、その人にとって完全なもので、絶対に手にすることができないもの
  • 試験に合格したり、お金を手にしたり、就職したり、結婚したりという手に入れば終わるものは「ゴール」と呼ばれ、ライフ・ヴァリューとは別のもの
  • ライフ・ヴァリューを実現するためにさまざまなゴールがある
  • その人の人生を簡潔に表すもので、墓石に刻んでもらいたいと思うような何かで、たとえば「人に親切にする」「人のために尽くす」などというもの

のような性質を持っています。

過去、感情、身体状態などについての思考は私たちの人生を高める行動を促進しません。

そのような思考を事実として受け取り、コントロール、理由づけなどをするときは特にそうです。

思考や感情によって、私たちは歩みたい人生とは正反対の方向に行き、不快と評価した思考や感情を排除したり、ポジティブと評価した特定の思考しか持たないことに注意を向けてしまうのです。

そもそもポジティブやネガティブというものは、思考が「評価」した思考の産物なのです。

それらに振り回されないために、都合よくネガティブと評価したものだけを取り去ることは、外科手術できれいに取り去るようにできなかった事実が全てを物語っています。

このようにネガティブと評価したものを何とかしようとすることこそが、思考のコントロールであり、思考をコントロールできないことは、同じことをやり続けていることからも明らかでしょう。

一方、選択したライフ・ヴァリューによって、私たちははるかにしっかりと人生のコンパスを読むことができます。

ライフ・ヴァリューは、すさまじい苦痛や逆境に直面したときでも、行動を動機づける力を持っています。

とても苦しんではいますが、しかし、ライフ・ヴァリューを失ってはいません。

ひとたびライフ・ヴァリューを意識すると、それは活き活きとした人生の力強い要素になるのです。

活き活きと生きるとは

人生から苦痛や苦悩をなくすという意味ではありません。

これらは決してなくなりはしないのです。

長生きすれば、愛する人たちは先に亡くなり、仕事も終わり、身体は老いてゆきます。

誰もがやがて苦しみを受けるという現実の前で、いったい何が人生に豊かさを与えてくれるのでしょうか?

多くの人は

ついに苦痛や苦悩から解放されたとしたら、あなたは何をしますか?

と尋ねられると、家族、仕事、自己実現などに関する答えが返ってくることが多いです。

ところが、マインドの問題解決モードは、「そういうことは苦痛や苦悩を克服するまでは手に入らない」と私たちに語るのです。

マインドが語るこのことによって、抑うつ気分や、不安、フラッシュバック、飲酒や薬物への衝動などを減らすことや自信を増やすことに過剰に注意が向くようになり、長期的な結果として、本当にやってみたい重要な人生の大切なこととのつながりを失ってしまうのです。

この乖離があまりにも浸透すると、自分にどんな信念があり、人生がどうあってほしいのか、「わからなく」なるのです。

このような人たちは、

不安、恐怖、劣等感、抑うつ、飲酒などをコントロールすることにこんなに労力を費やさずにすむとしたら、あなたは人生で何をしているでしょうか?

と質問されると、

わかりません

という答えが返ってくることがよくあります。

私たちは、日々の苦悩を終わらせようと格闘するうちに見失ってしまった人生の方向性という感覚を、みなさんが構築するのをサポートすることなのです。

どんなに小さな一歩でも、自分のライフ・ヴァリューを守り抜く方向への一歩であれば、うんざりするほど変化がなかった人生に新しい活力がもたらされることを発見するでしょう。

私たちは、より活き活きと生きるためにはどうしたらいいのか、そのために最新の心理学にベースを置く研究会を開いています。

もし、興味を持たれたらぜひ参加してみてください。