ある人、友だちがこんなことを言うのです。
「○○さんが、あなたのことを陰でとてもひどい悪口を言ってたよ」
○○さんは親友で、何か悩んだりすると真っ先に相談相手になっていた人です。
頭の中では、
- そんなことはない、それを告げ口するあなたの方がひどいやつ
- ○○さんは私の知らないところでそんなことを言っていたのか
- 本当のことを○○さんに確かめてみよう
と、こんなことが何度も何度も繰り返し出てくるでしょう。
これらのことは、すべて友だちから聞いた言葉に反応してしまったものです。
そして、告げ口を聴く前と聞いた後では、現実が変わって見えるでしょう。
このようなことは日常生活でもよくあります。
知らなければよかった・・・と思うようなことが。
ここで何が起きたのでしょう。
実は、告げ口をされようがされまいが、現実は何も変わっていないのです。
あなたは○○さんが悪口を言っているのを友人を経由して知っただけのことで、
あなたが知ろうが知るまいが、悪口は存在していたのです。
つまり、現実は何も変わらず、
変わったものといえば
あなたが知った
ということだけです。
あなたが「知った」とたん、現実が変わったように見えたのです。
このことは何を意味するのかというと、
- あなたは現実を見ていないこと
- 現実に対する「あなたの解釈」を現実だと信じているということ
です。
現実は、あなたが知る知らないにかかわらず存在します。
そして、現実に対する解釈は何通りでも行うことができます。
何通りにも解釈できるのに、特定の解釈だけを選んで信じ、それに執着してしまうのです。
解釈の内容は、自分がそう解釈していることを忘れて、
その解釈を他人や社会に投影し、
他人や社会のせい
にしていることも多いでしょう。
それは現実だ
ではなく、
それを現実だと信じている
ということです。
この世界は、私たち一人一人の解釈から構成されているのです。
現実の解釈は「思考」が行います。
この思考をどうやって扱ったらいいのでしょう。
どうすればそれが「苦しみ」に変わらなくなるのでしょう?
そんなことを私たちは研究しています。
そうすることによって、これまでと違った苦しみ、悩みへの対処ができるからです。
苦悩と戦ったり、コントロールしたり、逃げ出したり、ごまかしたりする必要はありません。
そんなスキルを身につけてみたらどうでしょうか?
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