私たちの研究の根底には
次世代の認知行動療法の一種で関係フレーム理論に基づいたやり方や、
ミルトン・エリクソンを源流とするブリーフセラピーをもとに、苦しみや悩みから抜け出し、
活き活きとした人生を歩むということをテーマとしています。
そのためにコア・スキル(中心的技法)としてマインドフルネスを利用しています。
どのようにして悩み苦しみから抜け出すのかを心理学の立場から一緒に学ぼうと、現在、新規会員を募集しています。
また、2/28までの期間限定(期間を延長しました)で、私たちの活動を広く知ってもらうため、気になる
いろいろな商品をとても安く販売することにしました。
新商品も投入しています。
ここにしかない商品もあります
———————————————————-
今日、美味しいといわれるシュークリームを食べていました。
確かに美味しいもの、というよりこれまでで5本の指に入るくらい美味しいシュークリームでした。
ところが・・・
「ああ、あそこの店のシュークリームね。
うちの娘がバイトに行っていたけど、経営者がたばこ吸いながら、鼻くそをほじりながら作ってるを何度も見たと言ってた」
とその店の近所に住んでいる人に教えてもらいました。
とたんに、不味くなってしまいました。
さて、私に何が起きたのでしょうか。
たばこと鼻くその話を聞くまでは美味しかったのです。
その話を聞いたとたん、不味くなりました。
でも、話を聞こうか聞くまいが、おっさんがたばこを吸いながら、鼻くそをほじりながらという現実は何も変わっていません。
つまり、その話を聞いたからといって、現実が変わったわけではありません。
その話によって、私のシュークリームに対する見方だけが変わったのです。
見方が変わるだけで、あたかも現実が変わってしまうように感じたのです。
よく「知らなければよかった・・・」と思うことがあります。
同じように、知ろうが知るまいが現実は変わっておらず、知ることによってものの見方だけが変わるのです。
知っても知らなくても現実として存在しているものです。
ではこれではどうでしょうか?
あなたはぐっすりと寝ています。
私は、あなたに魔法をかけました。
そうすると、あなたの苦悩(うつ、不安、恐怖、死にたい思い、無価値感、劣等感など)は
一瞬にしてなくなってしまったのです。
あなたが朝、目が覚めるとずっと苦しんできた苦悩が
すっかりなくなってしまったことに気がつきます。
きれいさっぱりなくなりました。
なぜなくなったのか寝ていたあなたには全く分かりません。
しかし、人間関係も、環境も、さまざま出来事も何も変わっていません。
世界は何も変わっていません。
あなたの苦悩だけがなくなってしまったのです。
さて、問題の根っこはどこにありますか?
もう分かりますよね?
問題の根っこは「私」なのです。
詳しく言うと、事実を解釈する思考が原因なのです。
考えても見れば分かるように、思考以外に状況や環境、事実は何一つ変わっていません。
事実は何も変わっていないのです。
苦悩の根っこにあるのは、事実に対する解釈であって、事実そのものではないのです。
事実に対する解釈である思考は事実ではありません。
このように思考と事実は実は別のものなのです。
苦悩は、私たちの頭の中にできあがるもので、実体として外からやってくるものではないのです。
問題の根っこが自分の外にあると考えている限り、あるいは思考が事実であると考えている限り、苦悩は持続するでしょう。
思考との関わりを私たちは変えることが実はできるのです。
そのための方法をスキルとして身につけることは可能です。
私たちはそれらを学び、スキルとして身につけます。
そうすることによって苦悩を低減することは可能です。
———————————————————-
私が所属しているV.d.sは、
●そもそも人はなぜ苦しんで人生を立ち止まってしまうのか
●本当に苦しみをなくすことができるのか
●たくさんのセミナーや自己啓発本で紹介されているポジティブ思考や引き寄せなどというものに効果はあるのか
●効果があるならどうして苦しむたびに同じことを繰り返すのか
●そもそも思考や感情はコントロールできるのか
これらの研究をやってきました。
私たちは
現実をありのまま肯定し、そこからさまざまな思考や感情を引き連れながら、人生での歩みを止めることなく、本当に自分が生涯をかけて実現して行きたいことをやってみよう
を目的にしています。
人が苦しみに陥ったとき、苦悩があることが問題ではなく、苦悩のためにやりたいことができないこと、それこそが本当の問題なのですから。
違ったことをしましょう。
これまでと同じことをし続けると、同じ結果しか手に入れることができないのですから。
この記事を書いた人

- 心理学を日常生活や人生に徹底的に使うことにより、なりたい自分を手に入れ、心と人生を取り戻すことをサポートするV.d.s.
V.d.s.主任研究員