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今日のブログの内容がよく理解できるかも知れません。

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言葉はとても不思議です。

たとえば、「ガラスのコップ」という音を発するだけで、
頭の中にはそれぞれが思い描く「ガラスのコップ」が浮かんでくるでしょう。

このように、実際に「ガラスのコップ」が目の前になくても言葉を使うだけで、
イメージでき、あたかもそこにあるかのようにイメージを使うことができます。

これが思考の働き、つまりマインドなのです。

ところが、私たちはこのように言葉から自動的に浮かび上がるものをそのまま「事実」として受け取ってしまいがちになるのです。

たとえば、「汚いガラスのコップ」という言葉からは、

・ 洗っていないガラスのコップ
・ 傷だらけのガラスのコップ
・ 泥が付いたままのガラスのコップ

などを思い浮かべるかも知れません。

そして、それらを「汚いガラスのコップ」という事実として信じてしまうのです。

でも、よく考えてみると、「汚い」というものは事実でしょうか?

事実というものは、人がいてもいなくてもそこにあるものです。
事実というものは、観察可能なものなのです。

「汚い」というものは、人との関係の中で生まれるものですから、当然、汚いと評価する人がいなければ汚くはありません。
単にガラスのコップがあるだけなのです。

また、そのコップを「汚くない」「きれい」と評価する人もいるでしょう。
つまり、評価は相反する評価と共存できるものなのです。
このように、評価はその人の頭の中にだけ存在し、他人からは観察不可能なもので、相反する評価と共存できるものなのです。

これは事実とは言いません。

ガラスのコップは誰が見てもガラスのコップであって、人がいなくてもそこにあるものです。
また、ガラスのコップを陶器製であると主張しても意味がありません。
ガラスのコップが同時に陶器製のコップであることはあり得ないのです。

このようにも事実とは、人がいなくても存在し、同時に相反するものを受け入れることはできません。

一方、

「汚いガラスのコップ」のうち、「汚い」というものは、ガラスのコップの属性ではなく、ガラスのコップに「汚い」という評価をしているだけであって、それは事実ではないということです。

「汚い」(評価)+「ガラスのコップ」(事実) = 「汚いと評価しているガラスのコップ」

ということです。

ところが、私たちはこの評価を事実と勘違いしてしまうのです。

たとえば、「悪い人」というものは、

悪い(評価)+人(事実)=「悪いと私が評価した人」

であるにもかかわらず、その人そのものが「悪い」と錯覚するのです。

もし、「悪い」が事実であるとするならば、悪いをやめようとすると人までやめなければいけなくなります。

実際に、自分自身のことを惨めであるとか情けないという評価を事実として信じていた場合、それをやめるために自殺してしまう人もいます。

評価には、「正しい・間違い」「善・悪」「汚い・きれい」「優れている・劣っている」などたくさんの種類があります。

私たちが苦悩しているとき、ほとんどの場合、単なる評価を事実と信じて、強い執着を示しているときなのです。

事実は相反するものと共存できませんが、評価は事実でないため、相反するものと共存できます。
それを忘れて、あたかも事実と同じように相反するものが共存できないものとして「正しさや間違い」などに拘ることこそ、

評価と事実を混同し、思考が与えるものをそのまま何の疑いもなく信じてしまっている状態

なのです。

事実と事実でない評価を分離して物事を見てみると、世界に対する見方が大きく変わることでしょうね。

きっと。

自分が生みだしたマインドの評価に翻弄されることこそ、自分の人生を台無しにする大きな要因の一つでしょうから。

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私が所属しているV.d.sは、その根底に
次世代の認知行動療法の一種で関係フレーム理論に基づいたやり方や、
ミルトン・エリクソンを源流とするブリーフセラピーをもとに、苦しみや悩みから抜け出し、
活き活きとした人生を歩むということをテーマとしています。

そのためにコア・スキル(中心的技法)としてマインドフルネスを利用しています。

現在、どのようにして悩み苦しみから抜け出すのかを心理学の立場から一緒に学ぼうと、新規会員を募集しています。

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この記事を書いた人

ファウスト博士
ファウスト博士
心理学を日常生活や人生に徹底的に使うことにより、なりたい自分を手に入れ、心と人生を取り戻すことをサポートするV.d.s.

V.d.s.主任研究員